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聖徳太子の戒名

記者―現在では紙幣に聖徳太子は使われていないが、一昔前は1万円札と言えば聖徳太子だった。
さて、聖徳太子の戒名はあるのか。メモリアルホール美空を運営する㈱平和堂典礼の代表に聞いてみた。

代表―聖徳太子と言えば、高度成長期の1958年から約30年間「C1万円券」の肖像画として使われましたから、私の年代(50代)では、財布を覗いて「お、聖徳太子が入っているね」と言ったものです。

現在は福沢諭吉ですけど。

その聖徳太子は1930年、百円札が初めて登場した時の絵柄で使用されてから千円札、5千円札、1万円札と計7回使用されており、まさしく「お札の顔」なのです。

さて、聖徳太子は敏達天皇3年(西暦574年・伝歴では572年)今から1439年前に生まれています。
二十歳で推古天皇の摂政(君主の代行)になってから大陸文化の移稙や天皇制の確立などを手掛けた大物政治家です。

奈良の法隆寺の建立も聖徳太子と言われています。
十人の話を一度に聞いて、その一人一人の話に判断を下したという才能の持ち主と言うのは有名な話ですが、本名は厩戸(うまやど)皇子といいます。

それでは聖徳太子は戒名なのでしょうか。
聖徳太子を開祖とする聖徳宗は法隆寺ですが、お墓は大阪府太子町にあり、直径50メートル高さ10メートルほどの円墳で、南側に叡福寺があります。

聖徳太子の墓所があることから、空海親鸞日蓮などの開祖となった僧も寺に参籠したことが有名です。

しかし、残念ながら聖徳太子は諡(おくりな)で、戒名ではないようです。